野球、始まりましたね


こんにちは。

すっかり暖かく…という出だしを書こうと思っていましたが、週末には熱中症に注意なんてテレビの天気予報でやっていましたね…

 

さて、「なごやじん」というブログ名からすれば当然のことですが、私は中日ドラゴンズのファンなわけです。
昨日も負けてさっそく18日現在、巨人と同じ最下位です。
いや、もちろんまだ始まったばかりですけどね。

 

しかし、ふと思えば、7~8年前までのあの強かったころが遠い昔に感じる自分に気がつきました。
昔の年月の長さがそう感じさせるのではないのです。
自分のドラゴンズファンとしてのメンタルの、あまりの変わりように気がついたとき、流れた月日がことのほか長く感じられたのです。

 

どういうことなのか、ご説明しましょうか?
前もって弁解しておきますと、ここからの文章は基本的に、同じ気持ちになっている中日ファンがもしいらっしゃるなら、お互いキズをなめあいませんかという、あまりにも後ろ向きでネガティブで、私と同じ気持ちの中日ファン以外が読んでも何のトクにもならない駄文です(誰が読んでもトクにならないかも…)。
正直、ごく普通の人には全然読んでほしくないというか…前回の駐車場の話みたいにみんなに知ってほしいと思って書くのとはエライちがいです。

 

ではお話しします。
私の負け犬ファン心理を。
私は毎年どんなに負けが込んでも、一応結果はチェックします。
シーズン終盤の最下位が決まったあとでも(熱意は失せていますが)、チェックはします。
若手の活躍など、そこに来季への希望を少しでも見出したいですしね。

 

で、かつての私なら、まだやっと対戦が一回りするかしないかのこの時期、「今年は、きっとやる」という確信のもとに結果をチェックするわけですよ(仕事が忙しくて、なかなか中継を見ていられないのでネットでチェックすることが多いわけです)。

 

翻って今の私。
まだ始まったばかりとは言え、今年もやはり広島がダッシュかましてますね。
では順位表を見て私は広島の位置を気にするでしょうか。
いま広島は貯金いくつ?
中日とは何ゲーム差?


そんなこと全く気にしていません。
ではどこを気にしているのでしょう。
それはズバリ、東京ヤクルトスワローズ

 

それはなぜか、私と同じような卑屈な中日ファンならわかるでしょう。
最近は仲よく最下位争いしていましたからね。
しかも去年のヤクルトの壮絶な負けっぷりには、私は相当、救われていたのです。
癒されていたといってもいいかもしれません。
去年の中日は最終的に借金20という、それだけ見れば立派な弱小球団ぶりですが、下には下が(しかもはるか下に)いてくれたんですから。
5位の中日ですら、ヤクルトとは15.5ゲーム差をつけていたんですからね。
ヤクルトに対するときだけは、王者の風格をまとって戦えるというものです。
ヤクルト戦の応援では、ファンも常勝軍団を応援している気分ですよ(スタンド、ガラガラですけどね)。

 

そんなヤクルトが今年はなんか違うじゃないですか!
ちょっと待ってよヤクルト!友達だろ?(以前は横浜というもっといい友達もいたけど)
そんな頑張らないで、まったりやろうぜ…

 



…みたいな感じなんですが、健全な皆様、いかがですか、こんなの。
ヘッ、どうせわかりゃしないでしょう、こんな気持ち…と思いましたが、大学時代からの友達のT君が幼いころからの熱烈阪神ファンであることを思い出し、彼だけは分かってくれると確信しています。
そういや彼も、ちょっとでも阪神の調子悪いと、「いやいや、あの暗黒時代に比べれば」なんて言ってましたから。
そのころは強竜時代で、私なんか「阪神ファンはホントひねくれてるなあ」なんて言ってましたが、今はすごく気持ちが分かります。

 

強竜時代といえば、元落合監督についての考え方もガラッと変わってしまいました。
私はあの落合時代、常に優勝争いする結果に基本、満足しつつも、どこかしこりを残したまま十分に中日の強さを満喫できずに野球を見ていたのです。
これは私だけではありませんが、やはり落合の野球につまらなさを感じていた一人なんですね。

 

特に許せなかったのが、やはり日本シリーズでの山井の交代ですね。
まあこの辺はやはり中日ファンどうしでも意見が分かれますが、私はやっぱり、完全試合を見たかった。
シーズン中でさえ完全試合なんてまず出ない昨今を考えると、将来日本シリーズのような大舞台でパーフェクトをやる投手なんて出るか?
達成すれば間違いなく100年は色あせることのない大記録のチャンスを、最後に打たれるならまだしも自らの采配で無にしてしまうなんて…

 

そんな落合への失望に輪をかけたのが、常日頃クチにしていたあのせりふ「勝つことが最大のファンサービス」です。
当時の私にはちっとも心を打ちませんでした。
なぜなら、「勝つなんて当たり前じゃないか」みたいなのがあったからですね。
山井の交代に怒り心頭なのも、勝利第一のポリシーが響かないのも、結局自分が「ドラゴンズならいつでも勝てる」というぜいたく病にかかっていたからとしか思えません。

今みたいに勝てないわ客入らないわという氷河期を何年も経験すると、昔の自分を叱り飛ばしたい気分です。
落合ドラゴンズを応援していた昔の自分に、「ごちゃごちゃ言わずに優勝争いを楽しんどけ!」と怒鳴りたいですね。

 

落合はいま丸坊主になってますけど、もうホント、私のほうが坊主頭になって落合に謝りたい気分ですよ。
まあ、ただ今の低迷は監督やめたあとの落合GMにも責任の一端はあるとはいえ…

 

…とまあ、こんな感じです。
どんどん自分が卑屈になってしまいますのでこのくらいでやめておかないといけませんね。
困ったことに、こういう野球についての卑屈な文章となるといくらでも書けてしまうんですよ(松坂が死地として中日を選んでくれたというポジティブ要素には目もくれず)。
これは才能なんでしょうか。
こんな才能、いやだなあ…

 

例えば、4,5日前くらいに巨人だけがセ・リーグの借金を全部背負ってたときにも、なんだか巨人に優越感感じてムフフ…みたいな気持ちになっていたり(そして首位のチームのことは全然意識に入っていなかったり)…

 

いかんいかん、このへんでやめておかなくては。
もしうっかり最後まで読んでしまった健全な精神の方、いらっしゃったら、すみませんでした。

 

最後くらいは前向きに終わりましょう。
再び中日が強くなって、私も健全なファン心理を取り戻した暁には、ものすごいポジティブな野球ネタを投稿します!

 


10年後…?
20年後…?
いや…生きてる間には…